法学研究科の砂原庸介教授が、近著『分裂と統合の日本政治-統治機構改革と政党システムの変容』(千倉書房)により、第17回大佛次郎論壇賞(朝日新聞社主催)を受賞しました。この賞は、日本の政治?経済?社会?文化?国際関係等をめぐる優れた論考を顕彰するものです。受賞作は、1990年代に行われた衆議院の選挙制度改革と地方分権改革という2つの政治改革が、まとまりのある一大野党の成長を阻害したという点に、今日の日本政治が閉塞状況に陥った構造的要因を見出すもので、近年の日本の政治の動きを理解するための重要な視点を斬新な形で提示し、それを数字に基づく実証的な検証によって裏付けている点が高く評価されました。贈呈式は2018年1月31日に東京都千代田区の帝国ホテル東京で行われます。
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?分裂と統合の日本政治-統治機構改革と政党システムの変容 | 千倉書房 HP
神大人の本 ? 分裂と統合の日本政治 ― 統治機構改革と政党システムの変容
(法学研究科)