先端バイオ工学研究センター 蓮沼誠久教授の研究開発課題「細胞分裂制御技術による物質生産特化型ラン藻の創製と光合成的芳香族生産への応用」が、令和元年度 未来社会創造事業 (探索加速型)「地球規模課題である低炭素社会の実現」領域 重点公募テーマ「『ゲームチェンジングテクノロジー』による低炭素社会の実現」)に採択されました。
概要
未来社会創造事業は、社会?産業ニーズを踏まえ、経済?社会的にインパクトのあるターゲットを目指す技術的にチャレンジングな目標を設定し、社会や産業において、研究開発成果の実用化が可能かどうか見極められる段階 (概念実証:Proof Of Concept (POC)) を目指した研究開発を実施します。
本研究開発では、光合成微生物であるラン藻を研究材料とし、二酸化炭素吸収と代謝を維持したまま細胞分裂を停止させる技術を開発します。光エネルギーと二酸化炭素を細胞分裂に使わず、有用物質生産に集中投資することで、プラスチック原料となる芳香族化合物を高効率に生産する技術を開発します。