2022年5月25日(水)第6回神戸大学SDGsフォーラム「本質的SDGs~持続可能な事業推進のためのSDGs~」を開催しました。
今回のフォーラムでは、本質的SDGsをテーマに取り上げ、通常の企業活動でSDGsに向かって取り組んでおられる企業様にご講演をいただき、学生を交えた意見交換を通じて企業活動におけるSDGsについて考えました。
?
後日、公式YouTube(神戸大学公式チャンネル[Kobe University])でアーカイブ配信予定ですので、見逃した方はぜひそちらをご覧ください。
箕手 佑真 氏(フードテクノエンジニアリング株式会社 プラント設計部新システム開発課)
「冷凍?冷蔵技術による食品ロス削減 」
急速凍結技術以前、長期保管が難しい生鮮食品の分野では、需要の変化が食品ロスに直結していました。 課題解決のブレークスルーとなった急速凍結技術は、生産の平準化を可能にし、食品ロスの削減と共に、 安定した雇用も生み出してきました。 この急速凍結技術で食品ロス削減に貢献してきた弊社が次なるターゲットとするのはチルドでの長期保管です。 乾燥による鮮度劣化の課題をクリアする新感覚の氷温高湿度保管庫の取り組みについてご紹介いただきました。
南村 紀史 氏(タイガー魔法瓶株式会社真空断熱ボトルブランドマネージャー)
「タイガー魔法瓶が実践するサステナブルアクション『4つの約束』」
タイガー魔法瓶が真空断熱ボトルにおいて2020年7月から取り組んでいる「4つの約束」についてご紹介いただきました。
江嶋 純吉 氏(凸版印刷株式会社関西ビジネスイノベーションセンターSX推進チーム)
「『ふれあい豊かでサステナブルなくらし』 トッパンのSDGs事例と大阪?関西万博への取り組み」
120年を超える歴史をもつトッパンは、「印刷テクノロジー」を基盤として多角的な事業を推進。 時代とともに変化する世の中の課題に、事業を通じて解決に取り組んできました。 「ふれあい豊かでサステナブルなくらし」をSDGs宣言とし、これからも「社会的価値創造企業」であることを 目指し続けるトッパンのSDGs事例と、大阪?関西万博に向けた取り組みをお話しいただきました。
太田 雅人 氏(株式会社GETTI代表取締役?GETTIグループ代表)
真泉 洋介 氏(株式会社TARGET取締役?一級建築士?空間プロデユーサー)
「日本の間伐材を活用したタイニーハウス事業」
日本の森の中で間伐材の利用が進まず、大きな公費をかけて間伐が行われている。 間伐材利用した小さな小屋?タイニーハウスをデザイン性と機能性を工夫したモジュールにより製法を確立し、 【地産地工地消】のポリシーのもと、多大な公費投入を避けたビジネスベースでの、持続可能な地域活性化と 地域の森を守ることへの貢献を目指す。 現状のコロナ禍において、ソロキャンプやワーケーション、テレワークの浸透に伴い、タイニーハウスのニーズは 高まっており、災害時の避難施設としての活用も可能であり、商品化とあわせて、奄美大島と北海道にモデル体験施設を 開設準備中。
パネルディスカッション?参加者との意見交換
ファシリテーター 喜多 隆(神戸大学SDGs推進室長?副学長)
今後もSDGs推進室では、このようなフォーラムを定期的に開催していく予定です。
関連リンク
(SDGs推進室)