安倍晋三元首相と西村康稔元経済再生担当相が2022年6月21日、神戸大学統合研究拠点内のバイオ生産工学研究室を訪れ、国内で先駆けとなっている微生物のゲノム改変による素材、繊維、燃料などの「バイオものづくり」研究の成果などを視察されました。
近藤昭彦副学長からバイオ生産の技術や研究施設の概要の説明を受けた後、AIやIT技術を駆使して遺伝子の設計から微生物の培養、調整、分析までを行うバイオファウンドリの工程を見学されました。また、スマートセルの設計、開発を高速かつ大量に行うと同時に、手作業を排してデータの信頼性を向上させる目的で、現在開発を進めている最先端のプロセスの自動化装置もご覧になりました。
視察後、安倍元首相は「この分野は大変大きな成長産業になっていくのは間違いない。中国や米国は兆円単位の投資を行っており、日本も決して遅れを取ることなく大胆な投資を行っていくことが求められている」などと、感想を述べられました。
同研究室には4月に岸田文雄首相、末松信介文科相や萩生田経産相も訪問されており、国内トップクラスの研究拠点として注目されています。
(バイオ生産工学研究室)