10月1日、井植文化賞の表彰式が神戸市垂水区にある井植記念館にて行われました。
井植文化賞は、三洋電機の創業者であり淡路市出身の井植歳男氏の遺志を継ぎ、様々な部門において、それぞれの分野で功績があった兵庫県ゆかりの個人や団体をたたえるものです。
藤澤正人神戸大学長はアメリカ製が独占していた手術支援ロボット市場に挑戦し、メデイカロイド社との産学連携により国産で初の手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)」の開発に尽力しました。さらに、2020年には自らが「hinotori(ヒノトリ)」を用いて執刀し、前立腺がん患者の前立腺全摘手術を行い、臨床において実用化したことが評価され、科学技術部門で受賞しました。
藤澤学長は表彰式で、「社会に開かれ、社会に求められる大学として地域に貢献していかなければならならないと考えており、井植歳男氏の地域に貢献したいという遺志をしっかりと受け継いでいきたいと思います。これからも次の世代を担う人材育成に尽力し、地域とともに世界で活躍できる大学になるよう努力していきたいと思います」と述べました。
(総務部広報課)