12月12日、その翌日から3日間の日程で奈良県コンベンションセンターにて開催された第7回UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラムのサイドイベントに、本学国際文化学研究科の辛島理人准教授が登壇しました。「人と地球のためのガストロノミーツーリズム:革新し、活躍を推進して、維持する」をテーマに開催された今回のガストロノミーツーリズム世界フォーラム。サイドイベントは、観光庁、国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所、一般財団法人アジア太平洋観光交流センターが主催し、サンドラ?カルバオUNWTO観光市場?情報?競争力部部長が基調講演をおこなったほか、日本各地での取り組み事例を発表紹介するパネルが組まれました。
内閣府クールジャパン官民連携プラットフォームディレクターの渡邊賢一氏がモデレーターを務めた最初のパネルでは、昨年ベスト?ツーリズム?ビレッジに日本から選ばれたニセコ町から同町サステナビリティコーディネーターの青木真郎氏が、南丹市美山町からは同市美山観光まちづくり協会事務局長の高御堂和華氏が登壇し、それぞれの取り組みを発表するとともに、美山町がベスト?ツーリズム?ビレッジに応募するきっかけをつくった立場から辛島准教授が、神戸大学のこれまでの取り組みを報告しました。
辛島准教授は、社会で活躍するかたを招いた講演会の実施、美山町をはじめとする兵庫県内外でのインターンシップ、国際人間科学部でのGSPプログラムによる観光の国内フィールド学修をつうじて、神戸大学が人材の育成による観光業界の持続可能性にかかわってきたことを紹介し、オンラインとオフラインによるネットワークづくりや海外への情報発信を今後とも進めていきたいと語りました。
国際文化学研究科の国際文化学研究推進インスティテュート(Promis)地域連携センターでは現在、観光庁が推進する第2のふるさとづくりプロジェクトの採択地域に選ばれた美山町の取り組み「地域に通う、心が通う、課題解決型ラーニングツーリズム事業」をサポートしており、観光まちづくりをつうじた異分野共創の研究教育を引き続き進めていきます。
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(国際文化学研究科)