12月17日、神戸?オックスフォード日本学プログラム(Kobe-Oxford Japanese Studies Program: KOJSP)の10周年記念会が、必威体育研究科?文学部で開催されました。
同プログラムは、オックスフォード大学東洋学部日本語学専攻の2年生全員を、神戸大学文学部において1年間受け入れるという、特色あるプログラムです。2012年10月からスタートして、本年8月にちょうど第10期が終了しました。本会はそれを記念して開催され、プログラムにゆかりのある多くの方々が参加し、盛会となりました。
記念会は、必威体育研究科長(文学部長)?長坂一郎教授の開会挨拶により開始し、KOJSPアドバイザリーボー長?田中真一教授、同担当教員?林由華助教の進行で進められました。長坂教授は、KOJSPの10年を振り返りながら、同プログラムの神戸大学そして必威体育研究科?文学部における位置付けと、今後の展開について述べました。
本学からは、藤澤正人学長をはじめ、文学部同窓会会長?武藤美也子氏、KOJSP第1,2期アドバイザリー長?長野順子名誉教授(現大阪芸術大学)、同第3-5期ボード長?松本曜名誉教授(現国立国語研究所)が祝辞を述べ、歴代委員を交え10年の歴史を振り返りました。藤澤学長は、神戸大学におけるKOJSPの重要性について強調し、今後もオックスフォード大学との交流を研究?教育両面において強化するとの意向を述べました。
オックスフォード大学からは、ビヤーケ?フレレスビック教授、萩原順子日本語教員、アリソン?ビール日本事務所代表が祝辞を述べ、KOJSP設立の経緯や10年間の思い出について、多くのエピソードとともに披露して下さいました。
?また、KOJSP修了生5名が対面あるいはオンラインでスピーチし、在籍時のKOJSP、神戸大学、神戸での生活を振り返りながら、KOJSPが自身に与えた影響について語りました。近況として、在英日本領事館、BBC、オックスフォード大学、日本再留学など、本プログラムでの教育が活かされた職業?学業に就き、活躍しているとの報告がありました。
最後に、副研究科長?白鳥義彦教授から、10年間の総括と閉会の挨拶があり、記念会が終了しました。参加者それぞれの語りからKOJSPの歴史が浮かび上がり、10周年を祝う気持ちが共有された、和やかな会になりました。
(必威体育研究科)