新たな国内交流市場の開拓を目的として、「何度も地域に通う旅、帰る旅」という新たな旅のスタイルの普及?定着を図る観光庁「第2のふるさとづくりプロジェクト」に国際文化学研究科が参画します。同プロジェクトに採択された南丹市美山観光まちづくり協会(美山DMO)の「地域に通う、心が通う、課題解決型ラーニングツーリズム事業」で、国際文化学研究推進インスティテュート(Promis)地域連携センターが、教育旅行の監修を行っています。
国際文化学研究科は、12月22日に美山DMO事務局長で国際文化学部出身の高御堂和華さんをお招きし、課題解決型研修プログラム造成をめぐる委託研究の契約締結式を行いました。その後の懇談の席では、観光まちづくりだけでなく、カーボンニュートラルやSDGsといった分野での協働の可能性についても話し合われました。
締結式に先立って、総合?国際文化図書館で、高御堂さんによるPromis地域連携センター発足記念講演会が行われました。高御堂さんからは、学生や教職員を前に、これまでの歩み、国連世界観光機関(UNWTO)のベスト?ツーリズム?ビレッジを活かした現在の観光まちづくり、インバウンドの回復を見越した今後の事業展開など、美山の特徴と可能性が説明されました。
これまでも、国際文化学研究科や国際人間科学部は、美山DMOの協力を得て、学外実習や公開講座の実施、「UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラム」への参加などを行ってきました。
今後も観光まちづくりを主題とした異分野共創の研究教育や社会実装が展開される予定です。
(国際文化学研究科)
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