創立120周年記念式典を12月25日、文部科学大臣 永岡桂子氏をはじめ、兵庫県副知事 服部洋平氏、神戸市長 久元喜造氏、株式会社三井住友銀行取締役副会長及び関西経済同友会代表幹事 角元敬冶氏、国立大学協会長 永田恭介氏、地元国会議員ならびに市会議員、各国総領事館、大学等教育研究機関、企業?財団、報道機関等、そして本学をご支援してくださっている卒業生など約600人を迎えて、神戸市中央区のポートピアホテル?ポートピアホールで挙行しました。神戸大学名誉教授 根岸哲氏と医学部OBでノーベル生理学?医学賞受賞の山中伸弥氏らの記念講演、現役教員?学生のメッセージ、120年の歴史を振り返る記念動画上映などを通じて、本学の伝統を確認し、先端研究大学として未来を切り拓く決意を確認しました。
第一部の冒頭に、神戸大学交響楽団がエルガーの行進曲「威風堂々」を演奏し、藤澤正人学長が1902 (明治35) 年の神戸高等商業学校開学や第二次世界大戦後に総合大学として発展してきた歴史を振り返り、「教育力、研究力、社会実装力、国際競争力、経営力を高め、強靭でサステナブルな、『知と人を創る、異分野共創研究教育グローバル拠点』を構築して参ります」と決意を述べました。続いて、永岡文部科学大臣 (代読)、服部洋平兵庫県副知事、久元神戸市長、角元敬冶関西経済同友会代表幹事 (三井住友銀行副会長) 、永田国大協会長から祝辞をいただき、本学附属学校OBの西村康稔経済産業大臣からはビデオメッセージを寄せていただきました。海外協定校であるブリュッセル自由大学 ヤン?ダンカールトゥ学長、ワシントン大学 マリ?オステンドルフ副学長、清華大学 邱 勇党委書記からの祝辞 (ビデオ) の後、学生の混声合唱団アポロン、同エルデ、男声合唱団グリークラブ、応援団総部吹奏楽部、応援団による学歌と応援歌のビデオ演奏で締めくくりました。
第二部では、経済法の大家で日本学士院会員の根岸哲名誉教授と山中伸弥氏が記念講演を行いました。根岸名誉教授は独占禁止法などの経済法の研究を進めるうえで、新野幸次郎元学長をはじめとする経済学部、経営学部の教員との協力が大いに役立ったことなど、経済法の研究内容や神戸大学の研究環境について語りました。山中氏はiPS細胞研究の現状や臨床応用を目指す取り組みについてわかり易く説明するとともに、医学部生の6年間、六甲台キャンパスのラグビー部に所属したことを「破天荒な学生だった。それが研究では自由な発想につながった」とユーモアを交えて振り返り、「神戸大学を選んでよかった」と母校への愛着を語りました。
現役教員らのメッセージでは、研究の最前線や本学の国際交流、リカレント教育、医工連携新専攻などの取り組みなどの意義を訴えました。
式典の最後に、神戸大学校友会の坂井信也会長が「本日、卒業生に加え、留学生、在学生、教職員、退職教職員、保護者を含めた校友会を設立した。神戸大学への愛着と思いやりのある皆様とともにONE KOBE FAMILYとして大学の発展、ブランド価値の向上に力を尽くしたい。神戸大学が世界の有力な大学となり社会に貢献することを願っている。」と、神戸大学のいっそうの発展を誓って締めくくりました。
式典上映動画
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(総務部広報課)