工学部?工学研究科は6月29日から7月12日までの10日間、「Kobe University Engineering Summer School 2023」 を開催しました。

このサマースクールは、文部科学省による「大学の世界展開力強化事業」の採択プログラム「世界的課題解決に向けた工学系グローバル人材育成のための国際共修/協働学修プログラム」の一環で実施するものであり、工学部?工学研究科の海外協定校であるロイヤルメルボルン工科大学(オーストラリア)から20名、マヒドン大学(タイ)から2名の学生が参加しました。

サマースクールには、工学部グローバルチャレンジプログラム(GCP)の学生も参加しました。工学部GCPでは、学部2年生と3年生30名が3月にロイヤルメルボルン工科大学を訪問しており、プログラム時間外において学生間で活発に交流する様子も見られました。

「Feel the sea breeze and technologies of Kobe」をサマースクールのテーマとし、カーボンニュートラルやSDGsに対する神戸大学の活動を紹介するとともに、工学部?工学研究科の各学科の授業とラボツアー、企業や研究施設、工学技術に関連する施設の見学、未来構想を構築するワークショップ、そしてキャリアセンターによる日本企業での仕事に関する講義で構成されたプログラムを実施しました。ワークショップでは、工学部GCP学生もグループディスカッションに参加しました。

【プログラム】
1日目 午前:カーボンニュートラル推進本部、SDGs推進室の活動紹介、ワークショップのガイダンス
   午後:建築学科 授業とラボツアー
2日目 午前:電気電子工学科 授業とラボツアー
   午後:工学部GCP学生案内による学内探検ツアー
3日目 午前:キャリアセンター 授業、日本企業で働く卒業留学生とのオンライン交流
   午後:機械工学科 授業とラボツアー
4日目 川崎重工業(株) 水素プロジェクトの講演、液化水素荷役実証ターミナルおよび
   カワサキワールド見学、スーパーコンピュータ富岳(理化学研究所)見学
5日目 午前:市民工学科 授業とラボツアー
   午後:応用化学科 授業とラボツアー
6日目 午前:神戸市建設局 東水環境センター(下水汚泥からのメタンガス生成)見学
   午後:白鶴酒造(株)見学
7日目 午前:情報知能工学科 授業とラボツアー
   午後:ワークショップ
8日目   : (株)ニプロン(計算機用電源などを製造)見学
9日目   :ワークショップ
10日目午前:ワークショップ発表会
    修了式:10日間のプログラムを修了した学生達に、小池淳司工学研究科長から修了証が手渡されました。

プログラムを終えた参加学生達からは「神戸大学での研究や日本の科学技術について知る良い機会となった。」、「博士前期課程への進学先として神戸大学を考えてみたい。」等、様々な意見が寄せられました。

(工学部?工学研究科)