2023年7月21日、神戸大学大学教育推進機構主催「国際共修を考える」シリーズ 第1回「正課?正課外での国際/多文化間共修 ー学びの往還でできることー」をオンラインで開催しました。 ?
本学は『国際共修ネットワークによる大学教育の内なる国際化の加速と世界展開』(東北大学幹事校)へ令和3(2021)年度より参加しています。令和4(2022)年度、大学教育推進機構内に新たに設置された異分野共創型教育開発センターの重点課題として「国際共修事業」を設定し、本学内における国際/多文化間共修の教育機会の開発を行っています。全学における国際/多文化間共修の正課?正課外でのさらなる拡充を目指し、国際/多文化間共修への理解を深めるために、本学教職員向けに学内FD?SD活動の一環で当企画を開催しました。
はじめに、正課?正課外で国際/多文化間共修に幅広く参加している川口虹波さん(立命館大学政策科学部4年)とZHANG Xinyuさん(東北大学大学院 国際文化研究科 博士課程後期課程1年)が話し手となり、国際/多文化間共修での活動実践と自身の学びや気づきを紹介されました。本学からは、久保未裕さん(国際人間科学部3年)、JUNG Minjungさん(国際協力研究科 博士課程後期課程3年)、金城弘忠さん(システム情報学研究科 博士課程前期課程1年)が聞き手となり、国際/多文化間共修の意義や、学生の参加意欲に応じた国際/多文化間共修の機会創出などについて、話し手と意見交換を行いました。また、今回は話し手と聞き手の対談内容の可視化を行うため、ビジュアルファシリテーターとして多方面でご活躍されている有廣悠乃氏(徳島大学 研究支援?産官学連携センター特任助教、本学国際協力研究科修了)によるグラフィックレコーディングを実施しました。閉会時、有廣氏によるグラフィックレコーディングの報告が行われ、登壇学生と参加者が今回の企画内容をイラストやキーワードなどで可視化して振り返る時間が設けられたことで、各自が取り組める今後の国際/多文化間共修活動を具体的に思い描く機会となりました。
参加者の日頃の教育活動を多様な視点で振り返ることができる機会となるよう、当企画はオンラインによる対談形式で開催されました。12名の参加者からは、「国際交流や異文化?多文化への興味関心がある学生だけでなく、自ら積極的に動き出すことを躊躇する学生への国際/多文化間共修や国際教育をいかに行っていけるかを考える機会となった」「国際/多文化間共修がもたらす教育機会と重要性について、登壇者と参加者が一緒に考えられる時間となったことで、日頃の教育?学習実践をより俯瞰できるようになった」といった貴重な感想が寄せられました。
引き続き、「国際共修を考える」シリーズを今後も開催するとともに、学内教職員が国際/多文化間共修教育を多角的にとらえて理解を深め、教学へとつなげられる企画を実施してまいります。
当日のZoom動画とグラフィックレコーディングについては下記よりご視聴可能です。
Garoonにログインの上、「国際共修FD URLリスト」のエクセルを開き、一覧のリンクよりご確認ください。
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■以下、過去のご案内及び実施報告■
<当企画実施案内>
大学教育推進機構 主催「国際共修を考える」シリーズ:第1回 正課?正課外での国際/多文化間共修ー学びの往還でできることー
?<前回企画実施報告>
大学教育推進機構 主催「国際共修を考える」シリーズ:イントロダクション を開催しました
<前回企画実施案内>
大学教育推進機構 主催「国際共修を考える」シリーズ:イントロダクション 「学生と教職員が一緒に学ぶ国際/多文化間共修 ー実践を通して見えるものー」
(学務部学際教育課)