10月28日に、第20回目の留学生ホームカミングデイが六甲ホールを会場とし、対面とライブ配信により開催されました。司会は、神戸大学修了留学生のヘリニャン?アンドレイ?マリャンさん(必威体育研究科?ルーマニア出身)と在学留学生バルジンニャム?ハジドツェツェクさん(経営学部?モンゴル出身)の2人が務め、バイリンガル(日?英)で行われました。ライブ配信は、初めての試みで、在学留学生の協力によって、実現されました。
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今年は、ホームカミングデイの開催20回目、また、グローバル教育センター創設30周年の節目の年であり、それを祝賀するオープニングパフォーマンスとして、神戸大学応援団総部の団員10名が、和太鼓のすばらしい音に合わせて、力強い応援パフォーマンスを披露しました。留学生をはじめとする参加者の皆さんが応援団の姿に釘付けとなりました。オープニングパフォーマンスの後、大村直人神戸大学理事?副学長が開会の辞を述べました。その中で、大村理事は、グローバル教育センターの創設時を振り返りながら、センターに対して今後の大学教育の一翼を担ってもらいたいという期待を寄せました。
メイン企画の「ようこそみなさん神戸大学へ~感謝のとき~:神戸大学の留学生教育にご尽力いただいた方々への表彰」では、公益財団法人千趣留学生奨学財団と神戸大学学友会元副会長島一雄さんに感謝状を贈呈しました。永年にわたる本学の留学生教育?研究支援および卒業留学生同窓会の活性化への多大なる貢献に感謝の意が示されました。
続いて、「第20回留学生ホームカミングデイ記念パネルディスカッション:グローバル教育センター創立30周年を振り返る」では、瀬口郁子名誉教授、水野マリ子名誉教授、中西泰洋名誉教授を迎えて、共に30周年の歴史を振り返りました。センターを立ち上げた当時の日本語教育、阪神大震災の時の留学生に対する支援活動、また2000年の新センターの竣工による教育の充実?拡大、さらに本学国際交流推進におけるセンターの果たした役割などをテーマにし、多くの写真資料と貴重な話を交えながら、各先生方は、多角的にセンターの歴史を回顧しました。
その後、「海外ネットワーク紹介」として、「日本語日本文化研修生プログラム20周年記念座談会~世界で活躍する日研生」と題し、本プログラムの修了生の活躍が紹介されました。2005年修了のソーピットヴッティウォン?ユッパワンさん(チュラロンコン大学文学部准教授?タイ出身)と2019年修了のヴァシレブ?トドル?イヴァノブさん(国際文化学研究科博士前期課程?ブルガリア出身)が登壇し、他の3名のビデオメッセージを交えながら、世界各地で活躍されている日研生を紹介しました。
六甲ホールのホワイエで行われたKUワールドフェスタでは、大学生協の学生委員(GI)と留学生からなる実行委員会が「世界のダンスを踊ろう」を企画?運営しました。日本人学生、留学生、教職員、地域の方々といった多様な参加者が集まり、"Let’s dance beyond the language"という合言葉を掲げて、国籍?言葉を越え6か国の7つのダンスを楽しみました。学生視点のプログラムが多文化の交流の場となり、活気あふれた楽しい時間となりました。
コロナ禍を経て、二度目の対面開催でのホームカミングデイでしたが、対面参加を中心に150名以上の在学生、卒業生、大学関係者が会場に集い、「人?知?還流」を具現する意義深い一日となりました。
(グローバル教育センター)
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