令和5年10月11日、23日、11月13日、27日の4日間にわたり、令和5年度神戸大学高度専門研修「大学経営人材育成セミナー」を開催しました。
本研修は、国立大学法人神戸大学の経営人材育成の基本方針に基づき、幹部職員として管理運営を担う人材を養成することを目的に、令和3年度から実施しているものです。
講義は、神戸大学MBAプログラムでも講義を担当している大学院経営学研究科の松尾貴巳教授、栗木契教授、鈴木竜太教授、服部泰宏教授を講師とし、課長?課長補佐級の事務系職員15名が受講しました。
研修プログラムの作成に当たっては、受講者が本学の職員であるという組織?職務特性も考慮し、MBAプログラムで使用している内容を基礎とし、専門性の高い内容を含みながらも、受講者の今後の大学経営実務にいかに役立ててもらえるかという点を重視しました。
研修では、「人の上に立つこと、リーダーシップの考え方」、「組織の中での個人の学びや成長」、「企業家マーケティングに学ぶ組織行動」、「人や組織を動かすための仕組みによる戦略マネジメントの手法、また、KPIを用いた大学の置かれている環境と課題の検討」の4テーマについて、事前課題、事前アンケートの回答を活用するなど工夫が凝らされた講義となっており、班ごとの意見交換や発表を通じて、大学経営に関する知識と思考を深めました。
受講者からは、「今回の「経営」という視点での研修は、淡々と普段の業務をこなしていているだけでは感じられないものが多々あった。」「4回の講義を重ねるうちに、最初の方の講義で話されていたこととのつながりも見えてきて、理解が深まった。」「異なる業務を担当されている方々とのグループディスカッションでは、普段の業務では気付かない視点での考え方がとても新鮮に感じられ、平素の業務に対する刺激にもなり、大変参考になった。」等の感想がありました。
教職協働による大学経営の発展に向けて、職員が大学運営に必要な能力を身に着け、向上させる取組の1つとして、次年度以降も本研修を継続して実施していく予定です。
(総務部人事課)