グローバル教育センターは、2024年6月7日にFDセミナーとしてBEVI-j研修会をハイブリッド形式で実施し、対面で7名、オンラインで12名の計19名の教職員が参加しました。BEVI(Beliefs, Events, and Values Inventory)はCraig N. Shealy博士(西ワシントン大学)が開発した人の行動の変化を信念や価値観の視点から捉える心理評価ツールで、神戸大学では海外留学の効果検証ツールとして、2022年度よりBEVI の日本語版であるBEVI-jを導入しています。

 本セミナーでは、第一部で、大西 好宣 氏(千葉大学国際未来教育基幹教授)を講師としてお招きし、千葉大学グローバル人材育成“ENGINE"プロジェクトの一環として実施しているBEVI-jを活用した全員留学についてご講演いただきました。

 また、第二部では、BEVI-jの普及に尽力されている西谷 元 氏(広島大学名誉教授?特命教授/創価大学客員教授)を講師にお迎えし、BEVI-jの活用方法についてご講演いただき、また、実際にBEVI-jにログインして実践的な操作方法についてご説明をいただきました。

 千葉大学におけるBEVI-jを活用した実践例、また、心理評価ツールとしてのBEVI-jの理論やそのプラクティカルな操作法についてお話しをいただき、理論と実践の両側面からBEVIの理解を深める研修会となりました。今後、神戸大学においては、BEVI-jの全学的な活用を目指すと共に、海外学修プログラムの客観的な評価及び分析、そしてさらなる充実に向けた取組が期待されます。

                                (グローバル教育センター)