大学院科学技術イノベーション研究科の松尾雅文客員教授が、ScholarGPSにおいて、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(Duchenne muscular dystrophy:DMD)の研究分野で世界の18位、日本ではトップにランクされました。

DMDは小児期発症の進行性筋萎縮症で、30歳までにほとんどの患者が死亡する致死性の難病であり、世界の人類共通に男児約5000人に1人が罹患する、小児では最も頻度の高い遺伝性筋疾患です。この難病を克服するため、世界中で多くの研究者がDMDに関して様々な研究を行っています。その中で、松尾客員教授はアンチセンス核酸を用いたエクソンスキッピングによるDMDの治療法を世界に先駆けて提唱するとともにその有効性を実証し、DMDに治療の道を拓きました。このエクソンスキッピング治療は、現在DMDの標準治療となるなど、松尾客員教授の貢献度の高さがこのランキングで示されました。

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