この度、神戸大学大学院経営学研究科の原泰史准教授は、アイリスオーヤマ株式会社、福岡大学、北陸大学との共同で、アイリスグループのデータを活用した「データドリブンワークショップ」を実施します。データに基づくビジネス立案を可能にすることで、データサイエンス?DX人材の育成に貢献します。

概要

神戸大学では数理?データサイエンス?AIプログラムをはじめとして、DX?データサイエンスに対応した人材育成を行っています。また、経営学研究科?経営学部においては、経営データ科学特別学修プログラム(DSP)として、経営理論に基づくデータ分析人材を育成する取り組みを実施しています。

この度、神戸大学(兵庫県神戸市、学長:藤澤 正人)経営学研究科 准教授 原 泰史研究室は、アイリスオーヤマ株式会社 (宮城県仙台市、代表取締役社長:大山晃弘) 、福岡大学(福岡県福岡市、学長:永田 潔文)商学部 教授 太宰 潮研究室、北陸大学(石川県金沢市、学長:東風 安生)経済経営学部 経済学科 教授 田尻 慎太郎研究室と連携し、マーケティング人材の育成を目的とする「データドリブンワークショップ」を開始しました。

データドリブンワークショップに参加する学生は、アイリスオーヤマ社を含むアイリスグループが保有するリアル店舗のPOSデータ(販売時記録データ)を活用することで売上改善を提案するコース、ECサイトでの顧客行動データを分析することでサイト改善のアイデアを提案するコース、POSデータとECサイトの顧客レビュー?データを分析して利用者の目線での商品企画を提案するコースの中から1つを選択して分析を進めます。

同ワークショップでは、各選択コースの学生が1か月ごとに2度の中間報告を行った後、研究成果を発表する最終報告会を実施します。中間報告会と最終報告会では、アイリスグループのマーケティング責任者が学生の研究成果と提案するプランに対して、実際の経営活動に採用する場合に必要となるポイントを助言し、最終報告会ではさらに研究成果へのフィードバックも実施します。

こうした取り組みを通じて、大学で学ぶデータ分析および経営理論を結びつけることで、実社会におけるDX?データサイエンスに対応した人材を育成することを目指します。

■「データドリブンワークショップ」概要
※ 実施日程及び参加者は、変更となる可能性があります。

日程 :
①2024年 9月27日(金)第一回中間報告会(オンライン)
②2024年 10月29日(火)第二回中間報告会(オンライン)
③2024年 11月29日(金)最終報告会(東京都内会場)

参加 :
?神戸大学?福岡大学?北陸大学 計約40名
?アイリスオーヤマ社および関連会社 6名