2024年11月25日、神戸大学統合研究拠点及び神戸大学大学院医学研究科メドテックイノベーションセンター(MIC:MedTech Innovation Center)にて「地域中核?特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」伴走チームによるサイトビジットが実施されました。
当サイトビジットは、J-PEAKS事業の中核となる研究拠点等の視察と、学長をはじめとした本学執行部との意見交換を通じ、事業の進捗状況の確認や課題を把握することを目的としたもので、本学の担当サポーターである財満鎭明氏(名城大学 大学院理工学研究科 教授、学長補佐)を筆頭に、地域中核?特色ある研究大学の振興に係る伴走チーム、文部科学省、日本学術振興会の関係者11名(以下J-PEAKS関係者)が来学しました。
はじめに、神戸大学統合研究拠点にあるバイオ生産工学研究室を視察しました。近藤副学長からバイオ生産や研究施設の概要を紹介し、AIやロボティクスを活用し、遺伝子の設計から微生物の培養、構築、分析までを、高速で行うことができる最先端の自動化装置群(バイオファウンドリ)工程を見学しました。
続いて、本学の担当サポーターである財満氏をはじめとするJ-PEAKS関係者と本学藤澤学長をはじめとする執行部との意見交換を行いました。J-PEAKS事業を進めていく上での組織、体制の在り方や、イノベーションの全学展開等について、活発な意見交換が行われました。
最後に、福本副学長と医工学研究拠点長の向井教授の説明により、MICを視察しました。MICは、神戸市と共に推進している「神戸未来医療構想」の下、ポートアイランド地区に位置する医学部附属病院国際がん医療?研究センター(ICCRC)と直結する新たな医療機器開発拠点として整備を進め、本年10月に竣工しました。このMICを医工学研究拠点の軸に据え、バイオものづくり共創研究拠点と有機的に連携することで、社会課題を解決する大きなインパクトを持つイノベーションを恒常的に創出するGIキャンパスへの変革実現に向けて推進することを目指しています。
神戸大学は、今回のサイトビジットでの意見を今後の事業の取り組みに活かしていきます。
参考(日本学術振興会ホームページ):地域中核?特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS) (jsps.go.jp)