SDGs学生推進プログラム 学生委員会では、「Be the 3.5%~社会を動かす3.5%になろう~」をテーマにした自主企画を開始しました。12月2日、アウトドアウェアブランド「パタゴニア」神戸ストア、大学生を中心とする団体「NO YOUTH NO JAPAN」の皆さんとのコラボレーションイベントを、鶴甲第1キャンパス学生ホールで開催しました。この企画は、一人ひとりが、気候変動や大量生産?大量消費による環境問題を考え、小さなことでも明日からできることに取り組むこと。そして、得られた気づきをそれぞれのコミュニティに持ち帰り、行動変容の輪を広げていくことを目指した取組みです。
 
 パタゴニア神戸のブースでは、25年前に生産された長持ちし修理可能な高品質の製品を作ることで、消費の抑制を促す”Worn Wear”の取組み紹介や、リペアのアドバイス、廃棄されたプラスチック製の漁網を利用して作られたキャップの展示などが行なわれました。以前神戸ストアで行われた展示にゼミで訪れた経験から就職先を考えるきっかけになったという学生さんや、お父さんから譲り受けたという25年前に生産された同社のフリースを着て立ち寄った学生さんなど、思いがけないコミュニケーションがたくさん生まれました。
 NO YOUTH NO JAPAN のブースでは、立候補年齢引き下げプロジェクトを紹介するパネルや賛同署名、ステッカーの配布などが行なわれました。立ち寄った学生の皆さんは、同世代のメンバーたちからじっくり話を聞き、対話している姿が印象的でした。政治や気候変動、ジェンダー問題など、気にはなっていても普段身近な人たちとは何となく話題にしにくい。そんな空気を少しずつ変えていきたいというのは、企画メンバーでもテーマにしていたことで、NO YOUTH NO JAPANの取組みからは多くの刺激をいただきました。
 

パタゴニアの”Worn Wear”の取組みに触れる学生たち① 
パタゴニアの”Worn Wear”の取組みに触れる学生たち②
NO YOUTH NO JAPANブースでの対話のようす① 
NO YOUTH NO JAPANブースでの対話のようす② 

 また、学生委員会では、同日スタートした「神戸大学生のSDGs意識調査2024」への協力も呼びかけました。学生SDGs推進プログラムについて、当日会場で初めて知った人がほとんどでしたが、多くの学生の皆さんが利用する学生ホールを会場にできたことで、たくさんの方に立ち寄っていただくことができました。
 

学生委員会メンバーは学生SDGs意識調査アンケートへの協力を呼びかけ 
 

イベントでは、パタゴニア社作成によるアパレル産業の大量生産?大量消費を問題提起するショートフィルム上映会も実施し、その後トークセッションを行いました。パタゴニアさんには、「カスタマーの行動変容のために取り組んでいること」「選挙への参加呼びかけ」、あえて自社製品を買わないようにという広告「Don’t buy this jkt」に込めた考えなどについてお聞きしました。また、NO YOUTH NO JAPANからは、「U30世代のための選挙の教科書メディア」としての活動を始めた背景、目指す社会のあり方、 選挙年齢の引き下げの取組みについてお話しいただき、その後、グループディスカッションを行いました。

トークセッションのようす  

 

1日限りのイベントでしたが、コラボレーションにあたり快く賛同いただいたパタゴニア神戸、NO YOUTH NO JAPAN の皆さん、本企画の実施に対し全面的にご協力いただいた神戸大学生協の皆さんに感謝申し上げます。

(SDGs推進室)