神戸大学など神戸市内の大学と企業、神戸市による連携組織「一般社団法人大学都市神戸産官学プラットフォーム」の設立総会と記者会見が1月29日、神戸?三宮に新設された交流拠点「KOBE Co CREATION CENTER」で開かれました。会見には、代表理事に選ばれた高士薫?神戸新聞社相談役や藤澤正人?神戸大学長ら副代表理事4人に加え、久元喜造神戸市長が出席し、設立の意義や今後の取り組みについて説明しました。

大学都市神戸産官学プラットフォームの記者会見
会見後、撮影に応じる役員ら

このプラットフォームは、全国有数の大学の集積を生かし、神戸の将来を担う人材の育成や大学の研究資源を通じて地域や産業界に貢献していくことを目的に、2023年11月に設立されました。現在、11の大学、短大、高等専門学校と神戸市、25の企業?団体が参加しており、今後も企業や大学に参加を呼び掛けていく方針です。既に外国人材の育成プロジェクトやリカレント教育事業、大学と企業のインターンシップをつなぐ事業などが動き出しています。

会見では、高士代表理事が「産官学の連携組織の法人化は全国的にも珍しく、注目を集めている。『三方よし』の取り組みを進めたい」と強調しました。また、藤澤学長は米国?ボストンや英国?ケンブリッジの例を挙げながら、「都市の発展に大学が果たす役割は大きい。神戸がアカデミックなグローバルシティとして活性化するよう、大学も尽力していく」と意気込みを語りました。

(総務部広報課)