神戸大学内海域環境教育研究センターの川井浩史教授を中心とした研究チームは、愛媛県伊方町と徳島市の海岸で新種の海藻を発見し、これを「ニセクロモ」と命名しました。
本研究チームは、いわゆるモズクの仲間である褐藻クロモ( Papenfussiella kuromo )の分類と遺伝的多様性の再検討をおこなっている過程で、外観上はクロモに類似するが遺伝的?解剖学的にクロモと区別可能な、新種と考えられる分類群を愛媛など四国の沿岸から採集。これをニセクロモ( Papenfussilella shikokuensis )と記載し、本研究成果を国際藻類学会誌 Phycologia で発表しました。
論文情報
- タイトル
- “ Taxonomic revision of Papenfussiella species (Chordariaceae, Phaeophyceae) in the Northern Hemisphere ”
- DOI
- 10.2216/15-139.1
- 著者
- Hiroshi Kawai、Kohei Miyoshi、Takeaki Hanyuda
- 掲載誌
- Phycologia