国立大学法人神戸大学 (本部:神戸市灘区、学長:藤澤正人) と茶谷産業株式会社 (本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:朴木剛) が共同開発したスーパーマーケット等で使用する買い物かごのウイルス除去装置「ウイルスフリーエアかごユニット」が製品化されました。

「ウイルスフリーエア」は神戸大学が開発した特許技術であり、人流?空間環境センシングにより、空調量や換気量を時間?空間ごとに適切にコントロールする省エネ空調システム技術に、冷陰極管「CCFL (Cold Cathode Fluorescent Lamp)」を組み合わせることで、紫外線直接照射と循環空気の低濃度オゾン化により、ウイルス除去効果を組み合わせた技術になります。

「ウイルスフリーエアかごユニット」は、買い物かごに特化した商品となり、紫外線直接照射によりかご表面に付着するウイルス等を除去するとともに、吹出空気の低濃度オゾン化により、表面以外のウイルス等の除去も可能にしたユニットです。

製品の特長としては、

① ウイルス除去効果の代替となる菌採取実験において、約30秒にて除菌効果が確認できております。
② 前面の扉がなくセンサーにより自動制御を行うため、お客様自身で出し入れ可能で、従業員の方の除菌作業を軽減できます。
③ 小型でありキャスター付きであるため移動が容易で、消費電力が低く100V電源のため、設置場所を選びません。

ウイルスフリーエアかごユニット
設置の様子

拭き取り検査による菌採取結果

営業店舗において、カゴの持ち手や底面などを対象に、拭き取り検査により、48時間後の菌の繁殖を状況を確認した。ユニットを30秒間使用した結果、菌の繁殖が確認されませんでした。

通常状態 (48時間後)
ユニット使用後 (48時間後)

機器概要

重量

約95kg

寸法

W810-D450-H1430 (mm)

消費電力

約80W

電源

AC100V

安全制御

人感センサー?オゾンセンサー

両者は今後も連携し、安心?快適なサービスの提供を目指してまいります。

SDGs

  • SDGs3