Read in
English世界標準となる低侵襲脳機能マッピング法の開発
言語や運動などの高次脳機能は、大脳皮質のネットワークによって協調して発現します。このネットワークは、大脳皮質のさまざまな領域が互いにつながることで形成されます。本研究グループは、大脳皮質に微小電流を流し、他の脳領域に伝播した電気活動を記録することで、脳内ネットワークを電気的に追跡する「皮質皮質間誘発電位 (CCEP)」を開発しました。本グループはCCEPを用いて、てんかんの発作に関わるネットワークの追跡や、言語など重要な脳機能ネットワークの探索を行っています。また、国際共同研究を通じて、CCEPをさらに発展させ、新たな世界標準となる低侵襲脳機能マッピング法の開発を目指します。