今回のフォーラムは近畿大学と共催し、すべての人にとって最も身近で大切なテーマ、「食」を取り上げます。
現在の全世界の穀物生産量は全ての人々の糧食として十分と言われますが、現実には9人に1人が飢餓の状態であり、未だ「食の不均衡」は改善されない状況が続いています。一方で、わが国でのコメや酒、肉などのブランド化がインバウンドを呼び込む大きな魅力となっています。現在の食は、人類普遍の栄養の観点から、巨大な金融市場を形成するビジネスの観点まで、極めてたくさんの意味を持っています。
これからの時代に必須となる生産、流通、消費、回収から再生産の過程を「食の循環」と名付け、このフォーラムのテーマとしました。
開催概要
【日時】2023年7月14日(金)13:30~16:30
【場所】現地(近畿大学 実学ホール)、WEBオンラインのハイブリッド形式で開催します。
【参加費】無料
【プログラム】
13:30 開会 近畿大学 岩前 篤 副学長
神戸大学 喜多 隆 副学長(SDGs推進室長)によるトーク
13:40 近畿大学法人本部社会連携推進センター 安田 直史 教授
『折り返しを過ぎたSDGs:その原点とこれから』
14:15 神戸大学農学研究科食料共生システム学専攻 森本 英嗣 准教授
『スマート農業を基軸としたミルフィーユデータセットの社会実装』
スマート農業技術の一環としてスマート田植機やスマート追肥システムなどを開発してきた
背景?導入事例を紹介し、生成されるミルフィーユデータセットがスマート農業にどのように
貢献できるのかを議論します。
14:30 神戸大学農学研究科附属食資源教育研究センター 大山 憲二 教授
『「神戸大学ビーフ」の生産とブランド化』
神戸大学の農学研究科は我が国の和牛改良に関する研究を牽引してきました。
その成果も生かし附属食資源教育研究センターでは高品質の牛肉生産に取組み、2005年から出荷する
肥育牛に「神戸大学ビーフ」と銘打ち消費者へ届けています。
フォーラムでは神戸大学が目指す牛肉生産の在り方をお話しできればと思います。
15:00 近畿大学水産研究所 田中 秀樹 教授
『人工種苗の実用化による持続可能なウナギの養殖』
15:15 近畿大学農学部食品栄養学科 森島 真幸 准教授
『人と地球の健康を目指した食環境整備』
15:35 パネルディスカッション
コーディネーター:岩前副学長、喜多副学長
パネリスト:田中教授、森島准教授、大山教授、森本准教授
16:30 閉会
お申し込み
こちらのフォームよりお申し込みください。
https://forms.gle/8GuReiZbrYs9s2TA8
締切
2023年7月12日(水)
関連リンク
(SDGs推進室)
(担当:SDGs推進室)