環境保全のための組織体制
環境管理センターの組織と業務
2. 環境管理センター各部門の活動
(1) 環境教育研究活動支援部門
本部門は、神戸大学の学生および教職員に対する環境教育、 環境関連研究活動の支援を行っています。具体的には適切な実験排水の排出方法や実験廃液の取扱に関して指導しているほか、 全学共通環境教育科目の創設のための準備、環境保全活動の支援などを行っています。また教職員・学生への環境に関する教育・ 研究用書籍、映像資料を収集したライブラリーの管理を行っています。
(2) 環境保全対策部門
本部門では実験廃液・実験固形廃棄物の回収・処理業務 (業者委託)、 学内排水の定期検査及び自治体への報告、各種環境関連法規に基づく自治体への報告等を行っています。
本学からの実験排水および生活排水は、最終的には公共下水道に排出されます。 従って地方自治体の定める排除基準を遵守しなければなりません。本部門では、 各部局の排水について定期的に試料を採取し分析して、排水が排除基準を満たしているかどうかを検査し確認しています。 また、一部の理系部局で実験排水経路に除害設備を設置し、排水を適切に処理した後に下水道に放流しています。
(3) 資源エネルギー管理部門
本部門は、エネルギー使用の合理化および資源の有効活用やゴミの減量化や適切な処理を主業務としています。 エネルギー使用の合理化については、省エネルギー推進のための基礎データを収集するため全学を対象としたアンケート調査を継続的に行っています。
ゴミの減量化や適切な分別を推進するためゴミの内容物調査も行っています。
可燃ゴミの内容物調査結果
2006年3月にA学部ごみ集積場よりバケット2台を抽出し、 ゴミ袋を全て開封して内容物を分類のしてそれぞれの重量を計測しました。調査の結果、可燃ゴミのうち新聞、雑誌類、 段ボール、OA紙など約半数が資源化が可能であることがわかり、より一層のゴミの分別回収活動の推進に向けての基礎データとしました。
A学部の可燃ごみの調査 (単位Kg) (バケット2つ分)
新聞類 | : | 0.6 | (1.1%) |
雑誌類 | : | 11.0 | (20.7%) |
ダンボール類 | : | 5.8 | (10.9%) |
OA紙 | : | 8.2 | (15.4%) |
その他可燃 | : | 19.0 | (35.7%) |
その他不燃 | : | 8.6 | (16.2%) |
合計 | : | 53.2 |