存在論的政治

存在論的政治

反乱?主体化?階級闘争

現代思想の最前線で、生の最深部、下部構造からつむがれる政治哲学。『闘争の思考』以後20年にわたる闘争の軌跡。

  • 著者
  • 市田良彦
  • 出版年月
  • 2014年02月
  • ISBN
  • 9784906738069

ネグリ、ランシエール、フーコーなど現代思想の最前線で、そして9.11、リーマンショック、世界各地の反乱、3.11などが生起するただなかで、歴史の最終審級からつむがれる政治哲学、21世紀の「革命的唯物論」。

航思社 書籍紹介より


目次

  • 第Ⅰ章 ネグリのほうへ——「真の政治は形而上学である」
  • 第Ⅱ章 様々なマルチチュード——「一」は割れずに緊張を生む
  • 第Ⅲ章 ヨーロッパという賭金——「主権」の上空と底で政治は闘われる
  • 第Ⅳ章 ランシエールの傍で——語る「私」をめぐって「階級闘争」がはじまる
  • 第Ⅴ章 フーコーとともに——反牧人革命は来るのか
  • 第Ⅵ章 日本のなかで——「1968」と「2011」を跨ぎ、「社会的なもの」に抗する
  • エピローグ 「国家の破滅は言葉遊びにすぎない」——マルコ?トゥリオ?ジョルダーナ監督『フォンターナ広場:イタリアの陰謀』