巨大構造物ヘルスモニタリング

巨大構造物ヘルスモニタリング

劣化のメカニズムから監視技術とその実際まで

インフラ構造物の長期保全に必須となる最先端のモニタリング技術に焦点を当て、様々な最新技術の動向を、応用事例を含めて幅広く紹介。

  • 著者
  • 藤野陽三, 貝沼重信, 丸山久一, 貝戸清之 [ほか] 著
  • 出版年月
  • 2015年03月
  • ISBN
  • 9784860434250

我が国では高度経済成長期に建造した大量のインフラ構造物の老朽化が徐々に進み、その上度重なる災害により大きなダメージを受け、これらの更新が大きな負担となりつつある。既存のインフラを如何に維持管理していくかが今後の重要課題となっており、インフラ検査を定期的に行い、大きな事故の発生に繋がらないようにしなければならない。本書では、インフラ構造物の長期保全に必須となる最先端のモニタリング技術に焦点を当て、様々な手法、技術の原理や活用方法を総覧することができる。

理学研究科?准教授 木村建次郎


目次

  • 第1編 構造物劣化のメカニズムと対応策の現状
    • インフラ構造物の維持管理?長寿命化の重要性
    • 構造物劣化メカニズム
    • 社会インフラ構造物の維持管理
    • インフラ構造物老朽化対応策
  • 第2編 モニタリングのための要素技術動向
    • ヘルスモニタリングの重要性と要素技術最新動向
    • インフラ構造物のモニタリングに向けた各種センサ,ネットワーク技術の実際
    • モニタリング画像の高精度な変位計測技術
    • 非破壊モニタリングのための3次元データ解析技術および装置技術
    • 検査?診断技術
  • 第3編 検査デバイス開発と適用事例
    • 点検ロボット
    • モニタリング装置
    • モニタリングシステム
    • 実施?適用例