アルチュセール、フーコー、ドゥルーズ、ラカン、デリダ……日本で「現代思想」と呼ばれた諸思考はいま「政治」とどう切り結びうるか。これらの思考にとって政治とは何か。18名の代表的論者により徹底的に捉え返される。
平凡社 書籍紹介より
目次
- 第一部 政治/哲学
- ドゥルーズ/ガタリにおける政治と哲学
- マキァヴェッリとポスト六八年の政治的〈構成〉の諸問題
- 「ルソー問題」から初期マルクスへ
- モーリス?ブランショの「政治参加」
- ミシェル?フーコーの内戦論
- 俗物に唾することさえなく
- 第二部 資本/闘争
- 六八年のなにが政治思想を促したか
- マルクス主義における再生産論的転回
- 債権債務関係と商品交換
- オペライズモの光芒
- 情勢の下で思考する
- 流れと捕獲の普遍史のために
- 第三部 主体/精神分析
- ヴァルター?ベンヤミン、暴力‐力と歴史哲学
- 分裂分析と新たな主体性の生産
- 矛盾は失効したのか
- 六八年のプシポリティーク
- ラカンの六八年五月