子どもの心は驚くべき変化が起こり、まわりの人たちとかかわる準備が進みます。本書は、そうした〈他者に心があることがわかる〉心が育つようすを、「心の理論」や「メタ認知」などの視点からさぐります。「うそ」や「道徳性」、コミュニケーションの発達を中心に、日常場面や教育場面に知見を活かそうと試みています。ドラマや映画のエピソードも取り入れ、発達心理学の面白さがわかりやすく伝わることを目指しました。
一般の方々や、大学生?大学院生、研究者の方々、現職の教員(幼?小?中?高?特別支援?養護など)や保育士など、多くの方々にぜひご一読いただければ幸いです。
人間発達環境学研究科?准教授 林創