アメリカの教室に入ってみた

アメリカの教室に入ってみた

貧困地区の公立学校から超インクルーシブ教育まで

発達心理学者がアメリカの教室で体験した、貧困地区の公教育の実態や、私立学校で行われる「超インクルーシブ教育」。アメリカ教育の光と影を通して、日本の教育を考える。

  • 著者
  • 赤木和重
  • 出版年月
  • 2017年01月
  • ISBN
  • 9784894642423

こんなにも進んでいて、こんなにも遅れている教育の国、アメリカ——発達心理学者が教室に入り込んで体験した、貧困地区の公教育の実態、さらには小さな私立学校で行われる「超インクルーシブ教育」とは。アメリカ教育の光と影を通して、日本の教育の新しいかたちを考える。

人間発達環境学研究科?准教授 赤木和重


目次

  • 第1部 貧困地区の公立学校――公教育の崩壊
  • 序 シラキュースという街
    • 第1章 貧困地区の公立学校
    • 第2章 貧困地区の子どもの体
    • 第3章 貧困地区で暮らす子どもの言葉と思考
    • 第4章 遊びが消える幼児教育
    • 第5章 チャータースクールの光と影
    • 第6章 日本との違い ─子どもではなく教師?教育
    • 補章 アメリカ公教育の底力─トランスファー?ハイスクール
  • 第2部 インクルーシブ教育の異なるかたち
    • 第1章 公立小学校におけるインクルーシブ教育の実態
    • 第2章 Mind your own business ─自分のことをしっかりと
    • 第3章 卒業式
    • 第4章 優れたインクルーシブ保育に学ぶ
    • 第5章 優れたインクルーシブ保育に学ぶ(その2)
    • 第6章 インクルーシブ教育の異なるかたち
  • 第3部 インクルーシブ教育の新しいかたち
    • 第1章 小さな私立学校とインクルーシブ教育
    • 第2章 New Schoolの概要
    • 第3章 流動的異年齢教育
    • 第4章 流動的異年齢教育を可能にするもの ─個別化?協同化?プロジェクト化
    • 第5章 流動的異年齢教育の意義
    • 第6章 インクルーシブ教育の新しいかたち ─違いを大事にしながらつながる
  • 結び アメリカを通して日本の教室を考える