複雑化する国際秩序の実態を、国際関係論の最新の理論的知見と多様な事例研究を用いて、規範の観点から多面的に捉える視座を提供する。
複雑で複合的な現代の国際規範の実相を的確に捉えるにはどうすればよいか。本書は、国際関係論の最新の理論的知見と多様な事例研究を用いて、この問いに多角的に答えようとするものである。とりわけ、コンストラクティヴィズム(構成主義)とグローバル?ガバナンス論を継承しながら、複雑化する国際秩序の実態を、規範の観点からより多面的に捉える視座を提供することを目的とする。
国際協力研究科?准教授 西谷真規子