人口学事典

人口学事典

人口学の基礎知識や分析手法などを体系的に紹介。人口について自ら調べ、考える手助けとなる、わかりやすくて使い勝手のよい事典。

  • 著者
  • 日本人口学会
  • 出版年月
  • 2018年11月
  • ISBN
  • 9784621303078

【日本人口学会設立70周年記念刊行】

「地方消滅」が危惧され、希望子ども数の実現により出生力を1.8程度に向上させて2060年に1億人程度の人口を確保するためには、2040年頃までに出生力を置換水準の2.08まで回復させるという国全体としての人口ビジョン実現のための総合戦略が打ち出されました。このような時代状況を踏まえ、初学者からでも、人口について自ら調べ、考える手助けとなる、わかりやすくて使い勝手のよい事典を目指しました。

1項目を見開き2ページないし4ページで解説する中項目主義の特性を活かし、第I部の「現代の人口問題」では、今後10年ほど先までの見通しに立って重要なテーマを厳選しトピック形式で解説し、第II部の「人口学の方法」では、第I部のトピックをより深く理解し、また自ら考えるうえで役立つような人口学の基礎知識や分析手法などを体系的に紹介する二部構成を採用しています。

丸善出版 書籍紹介より


大学院保健学研究科 教授 中澤港が企画編集委員の一人としてかかわり、1章、4章、11章の共編および複数項目の執筆を担当しました。

目次

  • 第I部 現代の人口問題
    • 第1章 人口成長――増加と減少
    • 第2章 人口の性?年齢構造の変化
    • 第3章 長寿と健康
    • 第4章 出生率の変化
    • 第5章 結婚とパートナーシップ
    • 第6章 家族と世帯の変化
    • 第7章 労働力と雇用
    • 第8章 人口分布と地域人口
    • 第9章 人口移動
    • 第10章 人口政策
  • 第II部 人口学の方法
    • 第11章 学際科学としての人口学
    • 第12章 人口統計
    • 第13章 死亡と寿命の分析
    • 第14章 結婚と出生の分析
    • 第15章 人口再生産の分析
    • 第16章 人口分布の分析
    • 第17章 人口移動の分析
    • 第18章 人口と世帯の将来推計
    • 第19章 人口学の応用