卒論指導やゼミ?研究室運営をどうすればいいのだろう。学生への研究指導において、指導教員はどんな役割を果たすべきだろうか。
本書は、若手?中堅の大学教員が直面するこのような疑問に応えるものです。研究指導とは、卒業論文などの研究活動を通じて、学生が自律的な学び手となるのを支援することだと言えるでしょう。本書はこれまで大学院に限定されがちだった研究指導の射程を、学士課程にも拡大することを意図しています。学生との信頼関係を築き、学位論文の作成を支援をするには、教員側にどのような知識やスキルが必要かを明らかにします。
神戸大学 大学教育推進機構 教授 近田 政博