思考することを生業とする哲学者が、ある日突如として脳に障害を負ったら。病の哲学者本人が記録し、分析した手記であり、哲学エッセイ。
思考することを生業とする哲学者が、ある日突如として脳に障害を負ったら――文字が書けず、排泄すらままならない重い後遺症のなかで、友人と交流し、映画を観、アルチュセール、スピノザ、ベンヤミンなどに寄り添いながら思想をつむぎだすさまを、みずから描き分析した手記。
航思社 書籍紹介より