刀は誰が差すものなのか。武器からファッション?身分標識?旧弊のシンボルへと移り変わる姿を追い、「帯刀」の本当の意味に迫る。
明治維新は「武士」から刀を奪った——。刀を腰に差す「帯刀(たいとう)」=武士の特権という今日の〝常識?は、はたして正しいのか。江戸~明治初年まで、誰が、何のために帯刀し、人々のまなざしはいかに変わっていったのか。虚栄と欲望がからみ合い、武器からファッション?身分標識?旧弊のシンボルへと移り変わる姿を追い、「帯刀」の本当の意味に迫る。
吉川弘文館 書籍紹介より