新築がお好きですか?

新築がお好きですか?

日本における住宅と政治

なぜ日本人は、持家を、それも新築住宅を購入したがるのか。住宅供給の歴史を踏まえ、経済面だけでなく政治との関係から迫る。

  • 著者
  • 砂原庸介
  • 出版年月
  • 2018年07月
  • ISBN
  • 9784623083664

どんな家に住むか、完全に自由な選択ができるのか、積み重ねられてきた政治的決定が選択を縛る。

家族を持つようになれば住宅を買う、そのような「持家社会」は、日本においてなぜ形成されてきたのか。本書では、新築住宅を購入するという選択が、様々な個別の法律や規範?慣習などに相互補完的に支えられてきたことを明らかにする。経済面だけでなく、政治の側面からの議論を深めることにより立体的にその「制度」に迫る。

ミネルヴァ書房 書籍紹介より


目次

  • 序章 本書の課題
  • 第1章 住宅をめぐる選択
  • 第2章 住宅への公的介入
  • 第3章 広がる都市
  • 第4章 集合住宅による都市空間の拡大
  • 第5章 「負の資産」をどう扱うか
  • 終章 「制度」は変わるか