グローバル化が急進展する下、日本企業の人事システムのどこがどう変貌したかを大規模調査によって明らかにしました。人事部の役割、人事ポリシー、組織文化、意思決定、働き方改革、グローバルリーダーの各観点から、日本的共同体の市場化メカニズムの実態と論理を解明し、今後の人事システムのありようを展望しています。自社の人事制度や施策を考えるうえで指針やヒントが得られる一冊です。
経営学研究科
目次
- プロローグ 日本の人事システム-その伝統と革新-
- 第Ⅰ部 総論:日本企業の人事システム
- 第1章 人事部の新しい役割-社員格付け制度との関連から-
- 第2章 人事ポリシーと従業員の働きがい
- 第3章 人事ポリシーと組織文化
- 第Ⅱ部 各論:人材の多様化と育成
- 第4章 人材育成と参加的意思決定
- 第5章 働き方改革の現状と未来-人材の多様化に着目して-
- 第6章 グローバルリーダーの条件
- エピローグ 日本の人事システムの変貌と今後の行方-組織志向と市場志向の止揚-