「大学教育と社会」ノート

「大学教育と社会」ノート

高等教育論への誘い

大学教育について考察を行ったさまざまな論文を収録。進学に伴う都道府県間移動パターンの変化についてから、大学卒業者の社会的位置づけ、エリート教育研究の課題と展望など。

  • 著者
  • 山内乾史
  • 出版年月
  • 2020年09月
  • ISBN
  • 9784762030154

「大学教育」について考察を行ったさまざまな論文を収録。高等教育論へ読者を誘う。

第1部では、大学の数が増える中、大学のローカル化を、都道府県単位で学生の進学に伴う都道府県間移動を把握するだけで十分なのか、という問題意識から、神戸大学を事例として調べ、都道府県間?都道府県内進学移動パターンの変化について考察する。

第2部は、教育方法?学習支援論と内部質保証論、アクティブラーニングについて議論する。

第3部は、高学歴化にもかかわらず大学卒業者の社会的位置づけはさほど変化していないのではないか、という問題意識から、学生の学力、進路について考察する。

第4部は、エリート教育研究の課題と展望についての論文を掲載した。

学文社 書籍紹介より


目次

  • 第Ⅰ部 都道府県間?都道府県内進学移動パターンの変化について ―神戸大学を事例に―
    • 第1章 都道府県間での進学移動パターンの変化について
    • 第2章 都道府県内での進学移動パターンの変化について
  • 第Ⅱ部 アクティブラーニング,学習支援,内部質保証について
    • 第3章 私的経験に基づくアクティブラーニング論
    • 第4章 少人数教育はいかなる環境において有効なのか?
    • 第5章 中国の専攻別評価システムとその課題についての研究 ―日本への示唆―
    • 第6章 世界の学習支援
  • 第Ⅲ部 学生の進路について
    • 第7章 大学生の学力と進路職業選択
  • 第Ⅳ部卒業生の活躍について
    • 第8章 エリート教育研究の課題と展望