「大学教育」について考察を行ったさまざまな論文を収録。高等教育論へ読者を誘う。
第1部では、大学の数が増える中、大学のローカル化を、都道府県単位で学生の進学に伴う都道府県間移動を把握するだけで十分なのか、という問題意識から、神戸大学を事例として調べ、都道府県間?都道府県内進学移動パターンの変化について考察する。
第2部は、教育方法?学習支援論と内部質保証論、アクティブラーニングについて議論する。
第3部は、高学歴化にもかかわらず大学卒業者の社会的位置づけはさほど変化していないのではないか、という問題意識から、学生の学力、進路について考察する。
第4部は、エリート教育研究の課題と展望についての論文を掲載した。
学文社 書籍紹介より