テキーラとメスカル

テキーラとメスカル

同じ起源をもつアガベ?スピリッツ

テキーラとメスカルは同じ起源をもつメキシコの蒸留酒。それにもかかわらず異なる産品となったふたつについて、名酒生産がはらむポリティクスを読み解く。

  • 著者
  • サラ?ボーウェン 著/小澤卓也, 立川ジェームズ, 中島梓
  • 出版年月
  • 2021年06月
  • ISBN
  • 9784623091102

メキシコにはアガベと呼ばれるリュウゼツランからつくられたテキーラとメスカルという蒸留酒がある。同じ起源をもつふたつの酒だが、特定の土地でつくられたテロワール産品はテキーラとしてグローバルに知られるようになった。そして、近年ではそれを追いかけてメスカルもメキシコのローカル市場から脱却しようとしている。

本書は、同じ起源をもつにもかかわらず異なる産品となった香気に富むこのふたつについて、生産現場から消費地までをつぶさに踏査のうえ名酒生産がはらむポリティクスを読み解く。

ミネルヴァ書房 書籍紹介より


目次

  • 第1章 産地の保証
  • 第2章 畑からあなたのグラスへ
  • 第3章 誰がルールを定めるのか —テキーラの品質の創出および定義
  • 第4章 アガベの心臓部 —テキーラゆかりの地での農業
  • 第5章 原産地名称の影に隠れたメスカル
  • 第6章 ヒップスター、希望、そしてクラフト?メスカルの未来
  • 第7章 メキシコ産スピリッツの未来