アメリカの音楽文化?歴史について、“Together”のタイトル通り、12本全ての論文をそれぞれ複数名で対話的に協働し書きあげた画期的な論文集。学者や奏者など多様な筆者陣が参加。
収録された12本の論文はすべて共著で、筆者同士が対話的に協働して書いたアメリカの音楽文化、歴史に関する画期的な論文集。
第2章の US Concert Music and Cultural Reorientation during the Occupation of Japan -A Bicultural Perspectiveは、ハーバード大学のアメリカ音楽史研究者Carol J. Ojaと神戸大学の音楽文化史研究者、
が史料を介して対話しつつ、占領期初期の日米音楽文化交流を描いた国際共著論文。戦争で分断された戦前の日米交流、戦争で傷ついた両国の関係性から、占領期に育まれた交流とそこに関わった人々の実像の一端を当時の資料によって明らかにする。
人間発達環境学研究科 准教授 大田美佐子