道徳、道徳教育を教育社会学的な視点から分析した、これまでの道徳教育に関する研究結果、さまざまな論文を掲載したテキスト。
第1章で、デュルケムの『道徳教育論』を訳出した意味を探り、第2章では、校則をめぐる議論を取り上げる。第3章では、社会問題化する前、及び社会問題化する過程のいじめ問題を取り上げ、校則や道徳との関連を考察。第4章では、小学校の道徳教科書の内容分析、大学教職課程の「道徳教育の研究」教科書の分析を行い、第5章では、ネットいじめの問題の考察、第6章では、学力といじめの関係を分析した。第7章では、道徳教育同様に価値の問題を取り扱う、国際理解教育の問題を考察した。
学文社 書籍紹介より