港町?神戸を舞台にした、ある家族とカギしっぽの猫?フクの心あたたまる物語。
ある日、小学校から帰ると、うちに1匹のネコがいた。ばあちゃんが言った。「きょうから飼うことにしたんよ」。死ぬ寸前動物病院に運ばれてきたオスの三毛猫は「フク」と名付けられ、ぼくんちの新しい家族になった。時が経ち、「1月17日」。ぼくの住む神戸で大きな地震があり、父さんと母さんは壊れた家の下敷きになってなくなった。そして、フクは……。
文芸社 書籍紹介より