1%の隣人たち

1%の隣人たち

豊岡発!外国人住民と共に生きる地域社会

豊岡市と神戸大学社会学研究室が共同で実施した外国人住民調査の結果に基づき、地域社会独自の社会編成を踏まえながら、そこに生きる外国人住民と地域住民との関係を描きだした一書。

  • 著者
  • 佐々木祐, 平井晶子
  • 出版年月
  • 2024年06月
  • ISBN
  • 9784812223130

「小さな世界都市」兵庫県豊岡市は多文化共生政策もユニーク。しかし外国人住民が特に多いわけではなく、その人口比は日本の中央値とほぼ同じ。そんなありふれた地方的世界に生きる彼/彼女らが直面する課題を、大規模アンケートと詳細な聞取調査で分析。仕事、生活、結婚、妊娠?出産、子育て、子どもの成長…の実態は?彼らのリアルを描き出す。


目次

  • 序  「一%の隣人たち」というリアル(佐々木祐)
  • 第Ⅰ部 働くこと、雇うこと――就労の現場から
    • 第1章 「外国人を雇う」ということ――事業所からみた隣人たち(梅村麦生)
    • 第2章 「ニッポンで働く」ということ――技能実習生の夢と現実(佐々木祐)
    • 第3章 「ニッポンに住む」ということ――就労から長期滞在、定住へ(齊藤 優)
  • 第Ⅱ部 暮らしとネットワーク――家族?友人?NPO?行政、過去と未来
    • 第4章 豊岡に来た背景と将来像(德宮俊貴)
    • 第5章 技能実習生らの日常生活(平井晶子)
    • 第6章 国際結婚妻たちの就業と二つの家族(平井晶子)
  • 第Ⅲ部 子どもの育ち――住民の声/現場の声
    • 第7章 妊娠?出産と乳幼児期――子育て支援の現場から(小林和美)
    • 第8章 学齢期の子どもたち――学校からのまなざし、家庭からのまなざし(奥井亜紗子)