舌の上の階級闘争

舌の上の階級闘争

イギリスを料理する

パン屋と農家と大学教授の3人による「コモナーズ?キッチン」が、「イギリス」料理を作って、食べて、「階級」により分断された社会の現実を胃袋から思い知る!

  • 著者
  • コモナーズ?キッチン(小笠原博毅?ミシマショウジ?栢木清吾)著
  • 出版年月
  • 2024年10月
  • ISBN
  • 9784898155950

階級も格差も噛み砕き、胃袋で掴め!パン屋と農家と大学教授の3人によるコレクティブ「コモナーズ?キッチン」が、料理を作って、食べて、考える!料理ごとに章立てされた12の食エッセイに、それぞれのレシピも収録。
まさに定番中の定番といえるイギリス料理の、歴史や文化的な背景を掘り下げながら、実際に作って食べてみることで、「階級」や「貧富の差」により分断された社会の現実を胃袋から思い知る!


目次

  • 1 ベイクドビーンズ―素朴であたたかいセーフティーネット料理
  • 2 フィッシュ&チップス―コロモさっくり臭みなし、それでもしつこい階級の味
  • 3 バンガーズ&マッシュ―飛び散る肉汁の中毒性
  • 4 クリスマスプディング―年に一度の悪魔的幸福感
  • 5 ローストビーフ―「自由」の味と貧者の生活
  • 6 マーマレード―パディントンはなぜマーマレードを持っていたのか?
  • 7 イングリッシュブレックファスト―誰もがそれを(朝に)食べるわけではない
  • 8 ジェリードイールとミートパイ―下町の香りの今昔物語
  • 9 ロールモップとキッパー―巻かれて燻される「春告魚」
  • 10 グリーンピースのスープとシェパーズパイ―慎ましやかな「普通」の味
  • 11 キュウリのサンドウィッチとポークパイ―ピクニックのお供、でも少し手間がかかります
  • 12 サマープディング―甘酸っぱさと苦々しさと