神戸大学の環境パフォーマンス

省エネルギー?温暖化防止

①エネルギー使用量

平成30年度に使用した電気、ガス、重油等のエネルギーは約86万GJ(※1)となります。そのエネルギーによるCO2排出量は約3.39万トンとなります。
(※1「エネルギーの使用の合理化等に関する法律施行規則」第4条に基づき電気、重油、ガス等を発熱量に換算した値)

エネルギーの使用量としては平成29年度と比較して2.1%減少しました。また、エネルギー使用量を建物延床面積で割った単位面積当たりのエネルギー使用量についても、平成29年度と比較して2.1%減少しました。

これまで、全てのキャンパスで省エネに向けて努力してきており、今後も省エネ化推進を継続していきます。

また、これまでも厳しい財政状況のもと、エアコンの更新やLED照明への転換等について、その必要性を学内外で訴えてきましたが、十分な予算措置を受けるには至っていません。引き続き、必要所要額の確保に努め、エネルギー削減に向けた整備を実施します。

図1 エネルギー使用量
表1 地区別エネルギー排出量(GJ)
年度 H26 H27 H28 H29 H30
六甲台第1キャンパス 40,310 40,023 42,085 40,660 39,584
六甲台第2キャンパス 239,791 229,554 233,805 228,070 221,549
鶴甲第1キャンパス 26,731 26,045 26,575 25,426 24,338
鶴甲第2キャンパス 17,798 17,743 17,872 16,989 15,812
楠地区 503,763 482,855 495,596 493,824 488,539
名谷地区 13,591 13,298 13,149 12,966 12,786
深江地区 26,547 25,215 26,052 25,188 24,490
明石地区 2,867 2,270 2,549 2,651 2,471
住吉1地区 3,614 3,927 4,398 4,389 3,918
大久保地区 1,052 1,204 1,257 1,281 1,272
ポートアイランド3地区 9,814 24,172 27,531 28,594 27,175
合計 885,878 866,306 890,869 880,038 861,934
エネルギー原単位(GJ/千m2 1,797 1,720 1,767 1,746 1,710
  1. 平成29年度 1,746 GJ/千m2
  2. 2.1%減少
  3. 平成30年度 1,710 GJ/千m2

②CO2排出量

主な11団地のCO2排出量、および単位面積あたりのCO2排出量に関しては平成29年度と比較して微減となっています。

図2 CO2排出量
表2 CO2排出量(t-CO2
H26 H27 H28 H29 H30
六甲台第1キャンパス 1,783 1,768 1,614 1,807 1,520
六甲台第2キャンパス 10,683 10,206 9,044 9,484 8,542
鶴甲第1キャンパス 1,177 1,146 1,010 1,168 923
鶴甲第2キャンパス 475 474 653 855 579
楠地区 20,195 19,354 20,156 17,912 19,661
名谷地区 428 415 517 522 502
深江地区 815 776 1,028 1,114 937
明石、大久保、住吉1地区 336 327 316 356 296
ポートアイランド3地区 264 646 1,016 1,462 1,003
合計 36,156 35,112 35,354 34,680 33,962
原単位 73.3 69.7 70.1 68.8 67.4

CO2排出量の削減について平成16年度(国立大学法人化初年度)を基準とし、延床面積当たりで年1%削減を目指して、学生や教職員と一体となって取り組みを実施してきました。新たな教育研究活動に必要な機能確保(動物実験施設や化学実験施設の設置)、および高度先進医療の推進(低侵襲等の先進医療、がん診療機能の強化、女性に優しい治療空間の提供)等のさまざまな活動によりCO2排出要因は増加しています。しかし省エネルギー活動の推進等により、平成30年度の延床面積(504,131m2)当たりのCO2排出量(33,962t-CO2)は基準年より17.7%削減であり目標を達成しています。

  1. 平成16年度 81.94 t-CO2/千m2
  2. 17.7%削減
  3. 平成30年度 67.4 t-CO2/千m2

③電気使用量

主な11団地の平成30年度電気使用量は前年度より1.7%減少しました。気候による影響と省エネの推進活動の影響と思われます。

図3 電気使用量
表3 地区別電気使用量(千kWh)
年度 H26 H27 H28 H29 H30
六甲台第1キャンパス 3,615 3,642 3,763 3,641 3,527
六甲台第2キャンパス 20,309 19,802 19,872 19,228 18,614
鶴甲第1キャンパス 2,474 2,444 2,462 2,445 2,261
鶴甲第2キャンパス 1,809 1,803 1,815 1,723 1,602
楠地区 36,557 35,982 35,876 36,026 36,126
名谷地区 1,107 1,101 1,070 1,050 1,056
深江地区 2,380 2,263 2,244 2,244 2,183
明石、大久保、住吉1地区 663 640 706 716 658
ポートアイランド3地区 1,011 2,476 2,838 2,948 2,801
合計(千kWh) 69,925 70,153 70,646 70,021 68,828
原単位(kWh/m2 141.9 139.3 140.1 138.9 136.5
  1. 平成29年度 138.9 kWh/m2
  2. 1.7%減少
  3. 平成30年度 136.5 kWh/m2

④都市ガス使用量

主な11団地の平成30年度都市ガス使用量は前年度より5.3%減少しました。気候による影響と省エネの推進活動の影響と考えられます。

図4 ガス使用量
表4 地区別ガス使用量(千m3
年度 H26 H27 H28 H29 H30
六甲台第1キャンパス 112 100 119 114 114
六甲台第2キャンパス 923 806 858 874 832
鶴甲第1キャンパス 57 49 56 55 50
鶴甲第2キャンパス 1 1 2 2 2
楠地区 3,298 3,013 3,259 3,191 3,007
名谷地区 62 57 60 60 55
深江地区 37 30 38 60 68
明石、大久保、住吉1地区 22 25 28 29 25
ポートアイランド3地区 0 0 0 0 2
合計(千m3 4,512 4,081 4,420 4,385 4,155
原単位(m3/m2 9.15 8.10 8.77 8.70 8.24
  1. 平成29年度 8.70 m3/m2
  2. 5.3%減少
  3. 平成30年度 8.24 m3/m2

⑤重油使用量

平成30年度の重油使用量は、平成29年度より深江地区の吸収式冷温水機の燃料タンクが廃止となり、ガス式となったこと、および電気式ヒートポンプの使用が多くなったことから、前年度より91.7%減少しました。

図5 重油使用量
表5 地区別重油使用量(k?)
年度 H26 H27 H28 H29 H30
六甲台第1キャンパス 0.00 0.00 0.00 00.00 0.00
六甲台第2キャンパス 0.22 0.49 0.12 0.25 0.31
鶴甲第1キャンパス 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
鶴甲第2キャンパス 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
楠地区 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
名谷地区 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
深江地区 40.90 44.00 49.80 11.85 0.80
明石、大久保、住吉1地区 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
ポートアイランド3地区 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
合計(k?) 41.12 44.49 49.92 12.10 1.11
原単位(?/m2 0.082 0.088 0.099 0.024 0.002
  1. 平成29年度 0.024 ?/m2
  2. 91.7%減少
  3. 平成30年度 0.002 ?/m2