本学では、「3R(リデュース、リユース、リサイクル)活動の推進」、「エネルギーの使用の合理化に関する取り組み」及び「環境マネジメントサイクルの実施と継続」に係る活動として、環境キャラバンと環境改善キャラバンを行っています。2023年度は国際文化学研究科?大学教育推進機構(鶴甲1キャンパス)、工学研究科?農学研究科?情報基盤センタ-(六甲台2キャンパス)、医学研究科(楠キャンパス)、海事科学研究科(深江キャンパス)?保健学研究科(名谷キャンパス)を対象に実施しましたが、学内の複数キャンパスを視察し、教室やラーニングコモンズなど室内の温度管理に係る助言などを行うこの取り組みは、エネルギー使用量を低減する本学の目標の達成と強く連動して行っています。
2009年度から毎年実施している環境キャラバンでは、各キャンパスの事務室や教室、研究室、実験室、情報処理室等を対象に、机上位置での照度や室温を測定する他、ごみの分別状況などを視察することにより、今後の計画策定や改善に必要な情報の収集と、部局ごとに抱える課題の把握と整理を行い、問題点をチェックしています。
また、環境改善キャラバンは2011年度から継続して実施し、環境キャラバンでの視察結果を当該キャンパスの担当者にお知らせするとともに、問題点改善のための意見交換を行っています。さらに、問題点に対してどのような改善がなされるのかを、それぞれの部局からフォローアップとして改善の取り組み結果を報告してもらい、確実にActionを実施し、PDCAサイクルを回しています。
このキャラバンに関する一連の取り組みを通して、「夏季の室内温度の冷房目標設定値28℃」が認識され、ゴミの廃棄に関する意識改善や外廃棄物保管場所の整備が進み、キャンパスの省エネルギー化および環境保全の促進に貢献しています。
視察内容(チェック項目)
- 不使用室?退出時の消灯?空調機の停止
- 空調温度の設定(室内温度 夏28℃冬19℃)
- 啓発ポスター類
- 廃棄物の分別状況
- 緑化の現状
- 省エネ等ポスターの掲示
- その他
環境改善キャラバン
環境キャラバンの結果報告、課題解決のための意見交換や改善提案
環境キャラバン
施設視察、計画策定等のための情報収集、部局ごとの課題の把握と整理