神戸大学の環境パフォーマンス

省エネルギー?温暖化防止

1. 環境目標

神戸大学は、全学の温室効果ガス排出量については平成16年度を基準とし、全学的取り組みにより第2期中期計画期間中(平成22年度?平成27年度)に原単位で15%削減を目指します。

2. エネルギーフロー

INPUT

  • 電気

    電気
    65,618千kWh

  • ガス

    ガス
    4,809千㎥

  • 重油

    重油
    63㎘

神戸大学(各地区の特徴は編集方針参照)

OUTPUT

表1 CO2排出量(t-CO2)
  H16年度 H23年度 H24年度 H25年度
六甲台第1キャンパス 2,029 1,826 1,765 1,763
六甲台第2キャンパス 12,318 10,857 10,743 11,264
鶴甲第1キャンパス 1,426 1,169 1,143 1,232
鶴甲第2キャンパス 482 517 775 876
楠 地区 18,494 17,518
21,626 23,731
名谷地区 479 472 580 685
深江地区 1,004 994 1,258 1,441
合  計 36,232 33,353 37,890 40,992
  • 図1 CO<sub>2</sub>排出量
    図1 CO2排出量
  • 図2 延床面積当たりのCO<sub>2</sub>排出量
    図2 延床面積当たりのCO2排出量

省エネルギー策として、教職員や学生への啓発活動およびエネルギー効率の高い設備への更新を中心に取り組んできました。また、楠地区は重油式の暖房用ボイラーをCO2排出量の少ない都市ガスに変更し、深江地区は重油式の冷暖房用ボイラーをCO2排出量の少ない電気式に順次変更しています。

平成25年度のCO2排出量は、平成24年度より全体で8.1%(3,102 CO2トン)増加しました。

延床面積当たりのCO2排出量は、基準年度(平成16年度)より10.1%(8.3CO2トン/千㎡)増加しました。これは原発の再稼働の影響で電気の二酸化炭素算定に利用する排出係数の値が極端に増加したことが大きな要因の一つとなっています。

これからも、全学で活動を継続し、第2期中期計画期間(平成22?27年度)中に、「CO2排出量を原単位で15%削減」という目標を目指して取り組んでいきます。

CO2排出量の増加は、購入電力のCO2換算係数(公表値)が影響しています。特に原子力発電の稼働の影響が大きい関西電力と契約している鶴甲第2キャンパス、楠地区、名谷地区、深江地区は、換算係数が0.414(CO2トン/千kwh)から0.475(CO2トン/千kwh)になりました。

3. 電気使用量

平成25年度の電気使用量は、前年度より全体で263千kWh(0.4%)増加しました。

主な原因は、平成25年度よりライフサイエンスラボラトリーが電気使用量の多い実験棟として稼働し始めたことが考えられます。この建物は六甲台第2キャンパスにあり、このキャンパスの電気使用量としては、減少しています。

今後も学内の省エネ活動や啓発を行うとともに、建物の改修時に高効率機器を採用し省エネに努めます。

  • 表2 電気使用量 ( 千kWh )
      H16年度 H23年度 H24年度 H25年度
    六甲台第1キャンパス 3,574 3,701 3,580 3,363
    六甲台第2キャンパス 21,751 21,386 21,065 21,058
    鶴甲第1キャンパス 2,568 2,584 2,504 2,557
    鶴甲第2キャンパス 1,819 1,820 1,858 1,834
    楠 地区 31,210 32,484 32,816 33,178
    名谷地区 1,061 1,185 1,049 1,136
    深江地区 2,755 2,568 2,483 2,492
    合  計 64,738 65,728 65,355 65,618
  • 図3 電気使用量
    図3 電気使用量

4. 都市ガス使用量

平成25年度のガス使用量は、前年度より全体で28千㎥(0.6%)増加しました。

今後も学内の省エネ活動や啓発を行うとともに、建物の改修時に高効率機器を採用し省エネに努めます。

  • 表3 都市ガス使用量 ( 千㎥)
      H16年度 H23年度 H24年度 H25年度
    六甲台第1キャンパス 103 137 134 144
    六甲台第2キャンパス 1,352 927 943 998
    鶴甲第1キャンパス 34 49 53 62
    鶴甲第2キャンパス 3 3 2 2
    楠 地区 2,978 3,685 3,531 3,501
    名谷地区 60 61 64 64
    深江地区 47 51 54 38
    合  計 4,577 4,913 4,781 4,809
  • 図4 都市ガス使用量
    図4 都市ガス使用量

5. 重油使用量

平成25年度の重油使用量は、前年度より全体で23.2㎘(58.3%)増加しました。

主な要因は、平成24年度に深江地区において改修工事のため減少していた使用量が、平成25年度に戻ったことが考えられます。

六甲台第1キャンパス、鶴甲第1キャンパス、楠地区は、暖房用ボイラーを廃止したため、近年の使用量は0となりました。六甲台第2キャンパスは、非常用発電機用に微量の重油を使用しています。鶴甲第2キャンパスは、重油を使用していません。

  • 表4 重油使用量 ( ㎘ )
      H16年度 H23年度 H24年度 H25年度
    六甲台第1キャンパス 103 0 0 0
    六甲台第2キャンパス 6 0.17 0.17 0.24
    鶴甲第1キャンパス 96 0 0 0
    鶴甲第2キャンパス 0 0 0 0
    楠 地区 288 0 0 0
    名谷地区 24 0 0 0
    深江地区 66 58 39.6 62.72
    合  計 583 58.17 39.77 62.96
  • 図5 重油使用量
    図5 重油使用量