神戸大学の環境パフォーマンス
有害物質の管理および対応
医療廃棄物
楠地区の医学部と附属病院では、使用済みの注射針、血液や体液の付着したガーゼ等感染症を発生させる恐れのある特殊なごみが発生します。
これらのごみは、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」により特別管理産業廃棄物の感染性産業廃棄物という項目に分類され、その管理および処理方法については厳重に行うことが規定されています。
平成28年度に附属病院等で発生した医療廃棄物は、次のとおり処理しました。
PCB廃棄物への対応
神戸大学では、各部局の電気室等に「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」に基づき表12のとおり適正に保管しています。また、保管状況の点検を行い、届出書を神戸市に毎年提出しています。
高濃度PCBの処理については、法規制により進めていきます。
表12 PCB廃棄物保管数量一覧(平成29年3月末時点)
キャンパス名 |
主な保管場所 |
PCB廃棄物の種類別数量 |
変圧器
(台) | 油入り
遮断機
(台) | 進相用
コンデンサ
(台) | 放電用
リアクトル
(台) | 照明用
安定器
(台) | ドラム缶 保管油
(個) | ウエス
(kg) | その他容器等
(kg) |
六甲台キャンパス |
PCB廃棄物保管倉庫 |
36 |
4 |
6 |
1 |
10,642 |
3 |
12 |
280 |
楠キャンパス |
特高受電所 |
9 |
|
|
|
|
1 |
|
6 |
深江キャンパス |
2号館1階電気室 |
1 |
|
|
|
934 |
|
|
|
計 |
|
46 |
4 |
6 |
1 |
11,576 |
4 |
12 |
286 |
アスベストへの対応
本学における建築物の吹き付けアスベスト等(アモサイト等6種)の使用箇所については、平成18年度中に除去、一部囲い込み(職員宿舎)を行い、全て対策を終えました。除去した箇所については、飛散の恐れの有る部屋はありません。
なお、囲い込みを行った箇所については年1回、濃度測定を実施し、平成28年度の測定では基準値以下でした。
また平成26年6月の「石綿障害予防規則の一部を改正する省令」への対応については平成26年から調査を実施し、対応の求められている施設については必要な措置を講じています。