環境に関する教育研究とトピックス [トピックス]
ごみじゃぱんと減装(へらそう)ショッピング
- 経済学部 4年 中山 正人
- 経済学部 3年 柴田 大和
ごみじゃぱんとは?
私たちごみじゃぱんは、神戸大学経済学部の石川ゼミ生を中心に活動しているNPO法人です。普段のお買い物の段階から容器包装の少ない商品を選ぶことで、無理なくごみを減らすことのできる「減装(へらそう)ショッピング」を普及するために、メーカーや小売店などの企業、お買い物をする消費者に対してアプローチを行っています。NPO法人として、両者をつなぐパイプのような役割を担っており、毎週の定例会議で行われる「推奨」と呼ばれる作業から、全国での環境イベントへの出展まで、幅広く活動しています。
推奨活動が主な活動です!
毎週の定例会議では、直近の環境イベントの準備?推奨作業など、たくさんの議題がテーマとなります。ごみじゃぱんの主活動である推奨作業とは、商品の包装の重さをフィルム、箱、個包装などパーツごとに計測して、包装指数(内容量当たりの包装重量)が小さい順に並べ、基準に則り容器包装の少ない「減装(へらそう)商品」として推奨するというものです。一つ一つの作業はとても地味ですが、「減装ショッピング」には欠かせない作業となっています。
20年後の暮らしからごみを考えるWS
東京にある「3×3 Lab Future」にて、さまざまな企業、NPO法人の方々と20年後の暮らしからごみを考えるワークショップを行いました。普段はお会いすることのないような方々と真剣に20年後の未来について議論した結果、新たな視点や考え方をもつことができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。ワークショップ終了後は、食事をしながら交流会も行いました。
ごみじゃぱんの展望
私たちはさまざまな企業と協力?連携し、ごみじゃぱんの活動や減装商品をより多く知ってもらうと同時に、減装商品の知名度向上を後押ししていただいています。過去には、山崎製パンさんが全国展開しているバターロールに、減装マークを印字していただくことにも成功しました。今後もこのように企業等のコラボレーションなどを通して活動を全国に広げていくほか、地元神戸での活動の場を増やしていきたいと思います。