eco活動見学会は神戸大学の学生を対象に、学外の環境関連施設を見学し、環境に関する視野を広げることを目的として、年1回開催しています。今回は12月2日(金)に大阪ガス株式会社泉北製造所内にあるガス科学館及びガス供給施設を見学しました。
泉北製造所は関西の都市ガス供給の約7割を送出しており、大阪ガスにおける最大の基地となっています。また、ガス科学館は体験型見学施設で、ガスの安定供給のための取り組みや、ガスと環境の関わりやガス供給を含めた世界との関係が分かり易く展示?解説されています。
ガスは経済活動にとって重要な資源であり、市民生活にとっても電気と並ぶ欠かせないエネルギー源ですが、2050年を目標とするカーボンニュートラルやSDGs推進のためには、今後のガスの活用やエネルギーとしての位置づけについて注目されていることから、ガスについての知見を広げ、より深く理解することを目的として、本見学会を企画しました。
はじめに、ガス科学館でガスに関する基本的な知識の説明を受け、体験施設で自らクイズを回答する方式で見学しました。そこでは天然ガスの採掘や輸送から、安全かつ安定にガス供給するための工夫、さらに現在研究開発中の技術まで、広く学ぶことができました。また、広大な泉北製造所内をバスで移動しながら、LNG船が接岸し、積み下ろしする施設や巨大なガスタンク、安全配慮設備等、実際に稼働している設備を目の前にして、説明を受けました。
今回の見学会に参加した学生からのアンケート結果では、普段、なにげなく使用しているガスについて供給の仕組みがよく理解できた、カーボンニュートラルに向けた取り組みがよく理解できた等の感想があり、興味深く見学できたことが伺われました。ガス科学館ではこれまで必威体育対応のため見学の受入れを中止していましたが、今回は再開されて2日目の見学会となりました。案内が短期間となったにもかかわらず学生?教職員15名に応募いただき、またガス科学館においても密にならないようご配慮いただき、本見学会は滞りなく開催させていただくことができました。参加者ならびに関係者の皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。