神戸大学の環境パフォーマンス

省資源?リサイクル

水の使用量

2019年度の水の使用量は、前年度より20千m3(4.7%)減少しました。

六甲台地区では、六甲山の河川水をトイレの洗浄水や実験用水等の雑用水に利用して、省資源化を図っています。

今後も引き続き水資源の有効利用に努めます。

図6 水使用量
表6 地区別水使用量(m3
  2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
         
六甲台第1
キャンパス
市水 10,290 24,410 11,859 26,081 10,831 25,471 10,804 25,255 10,378 23,322
雑用水 14,120 14,222 14,640 14,451 12,944
六甲台第2
キャンパス
市水 42,077 89,253 36,924 81,946 36,757 79,493 39,591 78,069 37,229 74,953
雑用水 47,176 45,022 42,736 38,478 37,724
鶴甲第1
キャンパス
市水 13,562 25,402 13,265 21,530 10,877 20,691 10,865 20,920 8,433 19,197
雑用水 11,840 8,265 9,814 10,055 10,764
鶴甲第2
キャンパス
市水 7,440 16,103 8,074 13,445 6,471 14,508 5,765 15,529 5,351 14,248
雑用水 8,663 5,371 8,037 9,764 8,897
楠地区 市水 128,892 261,614 146,582 261,700 119,546 236,627 155,038 249,060 125,347 245,634
井水 132,722 115,118 117,081 94,022 120,287
名谷地区 市水 5,877 5,877 5,079 5,079 5,057 5,057 5,104 5,104 4,468 4,468
0 0 0 0 0
深江地区 市水 17,915 17,915 16,962 16,962 15,761 15,761 27,673 27,673 20,919 20,919
0 0 0 0 0
住吉1地区 市水 4,508 4,508 4,186 4,186 4,150 4,150 3,906 3,906 3,047 3,047
0 0 0 0 0
明石地区 市水 6,389 6,389 7,832 7,832 7,222 7,222 6,602 6,602 6,542 6,542
0 0 0 0 0
大久保地区 市水 3,560 3,560 3,411 3,411 3,573 3,573 3,850 3,850 3,088 3,088
0 0 0 0 0
ポート
アイランド
3地区
市水 843 843 265 1,882 474 2,222 444 2,118 422 2,237
雑用水 0 1,617 1,748 1,674 1,815
合計 市水 241,353 455,874 254,439 444,054 220,719 414,775 269,642 438,086 225,224 417,655
井水 132,722 115,118 117,081 94,022 120,287
雑用水 81,799 74,497 76,975 74,422 72,144

注)表中「*」のある数値は、使用量に誤りがあったため修正しています。

廃棄物

2015~2019年度の一般廃棄物について下表に示します。2019年度の廃棄量は、2018年度と比較して14.6%増加しました。

2015年度22.6%であった資源化率は、全学的なリサイクル推進の取組により、2019年度は25.8%となりました。

図7 一般廃棄物
表7 一般廃棄物
  発生量(t) 廃棄量(t) 資源化量(t) 資源化率(%)
2015年度 1,585.3 1,227.7 357.6 22.6
2016年度 1,379.2 1,102.8 276.4 20.0
2017年度 1,520.2 1,110.1 410.1 27.0
2018年度 1,439.9 1,037.8 402.1 27.9
2019年度 1,602.2 1,188.9 413.3 25.8


2019年度の廃棄物種別資源化率を図8に示します。この図により、OA紙、新聞、雑誌、段ボールの資源化率が進んでいないことがわかります。これら雑紙類を90%資源化できれば、廃棄物全体の資源化率は25.8%から35.7%(2019年度排出量で算出)になります。神戸大学では、環境マネジメントを推進するための基本方針に従い、今後も更なる資源化率向上に努めます。

図8 2019年度 廃棄物種別資源化率
表8 2019年度 廃棄物種別資源化一覧表
  発生量(t) 廃棄量(t) 資源化量(t) 資源化率(%)
OA紙 73.9 41.0 32.9 44.5
新聞 6.0 3.3 2.7 45.0
雑誌 123.8 70.9 52.9 42.7
段ボール 110.7 75.1 35.6 32.2
機密文書 230.8 10.0 220.8 95.7
その他の紙 105.2 105.2 0.0 0.0
生ゴミ 4.6 4.6 0.0 0.0
可燃ゴミ 558.9 558.9 0.0 0.0
29.5 0.0 29.5 100.0
びん 9.5 0.0 9.5 100.0
ペットボトル 29.4 0.0 29.4 100.0
粗大ゴミ 318.3 318.3 0.0 0.0
不燃ごみ 1.6 1.6 0.0 0.0
その他 0.0 0.0 0.0 0.0
合計 1,602.2 1,188.9 413.3 25.8

全学の事務用紙類の使用量

2015年度から2019年度までの事務用紙類に関する使用量推移を、下表に示しました。

2019年度は前年度比で、3.47%(6.77t)減少しました。

引き続き、会議や講義等でのペーパレス化、両面印刷、集約印刷および使用済みコピー用紙の裏側使用の普及を図り、削減に努めます。

図9 2015年度~2019年度 全学用紙使用量
表9 全学の事務用紙類の使用量
品目 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
使用量
(t)
前年度比
増減率
(%)
使用量
(t)
前年度比
増減率
(%)
使用量
(t)
前年度比
増減率
(%)
使用量
(t)
前年度比
増減率
(%)
使用量
(t)
前年度比
増減率
(%)
コピ-用紙 206.00 -0.45 185.16 -10.12 210.29 13.57 194.33 -7.59 187.53 -3.50
印刷用紙(白黒用) 0.36 -26.53 0.16 -55.56 0.35 118.75 0.23 -34.29 0.13 -43.48
印刷用紙(カラ-用) 0.48 85.42 0.41 -14.58 0.81 97.56 0.60 -25.93 0.73 21.67
206.84 -0.31 185.73 -10.21 211.45 13.85 195.16 -7.70 188.39 -3.47

電子マニフェスト説明会の実施

電子マニフェスト説明会
(瀧川記念学術交流会館 会議室)
2019年9月3日 16:00~17:00

大学で排出される廃棄物には、紙や空き缶のような事業系一般廃棄物と、実験廃液や研究設備廃棄に伴う産業廃棄物があり、比較的少量ではあるものの、広範な研究から生じる様々な種類の廃棄物が排出される特長があります。

これらの廃棄物は、たとえ少量であっても「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法)に基づいて、適切に処理することが求められています。

産業廃棄物については、実態として外部業者に委託して処理していますが、排出事業者は最終処分されるまで責任を持って処理することが法により要求されており、廃棄物を業者に引き渡した後も監視?管理をして、最終処分が終了するまで見届ける責任があります。

廃棄物処理は、廃棄物の分類、保管、委託契約、管理票の取り扱い等、多項目に渡り注意しなければいけません。廃棄物処理法を基にして、特に委託するときに業者に交付する管理票(マニフェスト)は、引き渡し、返却までの管理、その後の保管と全体の管理が要求されています。

最近、マニフェストに関して紙から電子化に移行し、大学内における保管のセキュリティーや業務の効率化の観点から、電子化を進めて行く必要があると考えています。

そこで、各部局の担当者に呼びかけて、業者に書面で受け渡す廃棄物管理票を電子化する電子マニフェスト導入方法及び廃棄物処理法改正の注意点を中心とした電子マニフェスト説明会を2019年9月3日に実施しました。

マニフェストについては、管理強化や環境リスクマネジメントの観点から、今後、電子化推進の取り組みを引き続き行っていく予定です。